日本に住んでいると、温泉といえば日本というイメージが強く、「海外の温泉地は?」と聞かれると返答に困るくらいですよね。
今回、実は国内に100か所以上も温泉地がある台湾の人気温泉スポットを紹介します。
温泉好きの方には台湾グルメや観光とあわせて要チェックです!
台湾は温泉天国
台湾は日本と同様に環太平洋火山帯に属し、地熱資源に恵まれた国です。
台湾国内に100ヵ所以上の温泉が湧き出ていて、まさに台湾は温泉のパラダイスといっていいでしょう。
台湾四大温泉と言えば、北投、陽明山、関子嶺、四重渓が有名ですが、現在では他の温泉地も大変人気になっています。
気になる台湾の温泉の泉質は北部の大屯山系の温泉の泉質は酸性硫黄泉で、中央山脈一帯の温泉の泉質の多くはアルカリ性炭酸泉です。
1.北投温泉(新北投温泉)(ベイトウ・ウェンチュエン)/北台湾
台湾の温泉は、1894年にドイツ人に初めて北投で発見され、日本人が開発した温泉で、台湾で大人気のスポットです。
台湾トップクラスの温泉地の北投温泉は台湾温泉文化の発祥の地として発展しました。
ラジウム泉の青硫黄泉、白硫黄泉、鉄硫黄泉の3つの泉質を楽しむことができて、温泉ホテルや施設も充実しています。
台北市内中心部からMRTに乗ればわずか40分で温泉街に着く、行きやすい場所にある温泉です。
最寄り駅:MRT新北投駅
北投温泉
エリア 台北市北投区
泉質 白硫黄泉・青硫黄泉・鉄硫黄泉
アクセス 台北からMRT+徒歩で約40分
北投日勝生加賀屋
北投温泉 日勝生加賀屋台湾人も一度は泊まってみたい人の多い日本の高級旅館の加賀屋の系列です。
日勝生加賀屋は弱酸性の白硫黄泉を提供していて、日本式に水着なしでお湯を楽しめます。
新北投公衆浴場「千禧湯」(チェンシータン)
北投親水公園内にある露天風呂「千禧湯」は男女混浴で水着着用の露天風呂です。
2000年のミレニアムにちなんで千禧湯と名付けられました。
広さ 1,000 平方メートルを誇る人気の青硫黄泉の天然温泉で、冷温の混浴露天風呂もあります。
2.陽明山温泉(ヤンミンシャン・ウェンチュエン)/北台湾
陽明山温泉は台北市の北側にあり、北投温泉の先に位置するため、台北市内から日帰りも可能な国立公園内の温泉郷です。
陽名山は国立公園で、ハイキングや登山スポットとしても人気があります。
陽明山温泉は陽明山国家公園周辺、冷水坑、馬槽、火庚子坪の四つのエリアに分かれ、酸性硫黄泉で色は少し白濁しています。
自然のままの野湯に浸かる屋外の野渓温泉も台湾ならではで、川原や岩場などでは、現地の人々が水着やシャツ姿で楽しんでいます。
陽明山温泉
エリア 台北市陽明山区
泉質 酸性硫黄泉
アクセス 台北市内もしくはMRTで新北投駅へ行き駅前からバス
ティエンライスプリングリゾート(陽明山天籟渡假酒店)
陽明山国家公園内 ティエンライスプリングリゾート(陽明山天籟渡假酒店)硫黄の香りが強い白硫黄泉で、ホテル内の設備は豪華で一流です。
温泉 1000元(大人)、800元(子供) 開放時間:7:00~23:00(最終入場22:00)
*水着とキャップの着用が必要です。
湯屋 1200元~(60分か90分) 開放時間:24時間
3.関仔嶺温泉(グァンズーリン・ウェンチュエン)/南台湾
台湾南部の関仔嶺温泉郷は泥パックができる泥の温泉として有名です。
美肌効果がある泥パックで角質や老廃物を取り除き、すべすべ肌になるため、美肌効果がある泥湯の温泉として評判です。
関仔嶺温泉
エリア 台南白河区
泉質 弱アルカリ性炭酸泉
アクセス 嘉義からバスで約1時間/台南から鉄道+バス(1回乗換)で約2時間
4.四重渓温泉(スーツォンシー・ウェンチュエン)/南台湾
蒋介石が訪れたり、故・高松宮宣仁殿下が新婚旅行で訪問したりした温泉地として有名です。
台湾最南端にある静かな山間に沸き出ている湯量も豊富な温泉地で、昔ながらの良質なアルカリ性炭酸泉を満喫できるのが魅力です
四重渓温泉
エリア 屏東県車城郷
泉質 弱アルカリ性炭酸泉
アクセス 高雄からバス+タクシーで約1時間50分/台鉄枋寮駅からバス+タクシーで約50分
清泉日式温泉館
台湾南部の温泉で、高松宮殿下が新婚旅行で訪れた和式温泉「清泉日式温泉館」は日式の宿です。
5.知本温泉(ジーベン・ウェンチュエン)/東台湾
台湾東部一の美景と言われるほど、美しい自然に囲まれた台湾最大の温泉地の知本温泉。
温泉街には大型スパ併設のリゾートホテルが多数並び、日式温泉、温泉プールなどで楽しめます。
知本温泉
エリア 台東県卑南郷
泉質 炭酸水素ナトリウム泉
アクセス 高雄から台鉄(特急)で知本駅&知本駅からタクシーで約2時間半
6.礁渓温泉 (ジャオシー・ウェンチュエン)/北台湾
台湾北東にある宜蘭県の礁渓温泉は台北からバスまたは電車に乗り、1時間程度で行けます。
礁渓駅を出るとすぐ駅前すぐの温泉街で裸体入浴できる公衆浴場があり、そして街中には無料の足湯があり観光客や地元の人で賑わっています。
礁渓温泉は水質に酸化カリウムや硝酸ナトリウム、重炭酸カリウム、ホウ酸など豊富な有機物質や鉱物質を含んでいるアルカリ性で、無色透明です。
台湾には水着着用の公衆浴場が多いのですが、湯囲溝温泉公園には男女別で裸で入れる公衆浴場もあり、台北から温泉の雰囲気を楽しみに行けます。
礁渓温泉
エリア 宜蘭県礁溪郷
泉質 炭酸水素ナトリウム泉
アクセス 台北駅から台鉄(特急)で約1時間30分
7.台湾の温泉の入浴方法
台湾の温泉は、日本統治時代に開発されたところが多く、日本式の温泉が主流が、男女一緒に入る露天風呂では水着を着用するという点が大きく異なります。
風呂に入って身体を温めるというよりもぬるいお湯にゆったり浸かるという入浴スタイルです。
日本と同じルールで、湯船にタオルを入れる、体を湯の中でこするなどは禁止です。
また、台湾では水着やシャワーキャップの着用が必要な所が多いので事前確認しましょう。
温泉施設が、裸入浴なのか水着入浴なのか不明な場合は、水着を持参しておきましょう。
水着は必ず、体にぴったりの水着を着ないといけませんので、男性はだぼっとしたトランクス式はだめですので注意してください。
台湾の温泉に持って行く持ち物リスト
施設によって必要/不要が異なりますので、分からない場合は持参してください。
まとめ
台湾は全国に非常に多くの温泉地があります。
公衆浴場でその土地の雰囲気をたっぷり味わうのもいいですし、ホテルの大浴場でゆったりするのも良いですね。
温泉は日帰り入浴、宿泊、いずれにしても台湾の豊かな湯量と泉質を楽しめます。