ソウル(ソウル特別市)は人口約1000万で、600年以上の歴史をもつ韓国の首都です。
韓国のソウルと言えば、2002年ワールドカップで大盛りあがりしたソウル広場や、朝鮮王朝の王宮だった景福宮、有名な歴史上の偉人の銅像、ソウルの中心を流れる漢江など見どころいっぱいです。
韓国に関するニュースや韓流ドラマ、バラエティー番組などでも見かけることがありますし、韓国旅行ビギナーの方はぜひ知識を入れておきましょう。
光化門広場 ( クァンファムンクァンジャン・광화문광장 )・世宗大路(セジョンデロ)
景福宮は1395年に朝鮮王朝の正宮として建設されました。
文禄の役で焼失し、1615年に昌徳宮にその機能が移されるまで王が暮らし、政務を行っていた所です。
ソウル駅と鍾路区の景福宮光化門を南北に結ぶ幹線道路が世宗大路です。
光化門の前には、韓国の英雄とされる武将・李舜臣の像や、ハングルを創製した世宗大王の銅像があり、この一帯を光化門広場と呼びます。
景福宮(キョンボックン・경복궁)
景福宮(キョンボックン)は、朝鮮王朝(李氏朝鮮)の王宮です。
景福宮は1395年、朝鮮王朝の太祖・李成桂(イ・ソンゲ)によって新たに朝鮮王朝の法宮(正宮)として建てられたものです。
東闕(トングォル・昌徳宮チャンドックン)や西闕(ソグォル・慶熙宮キョンヒグン)よりも景福宮は北側にあり、北闕(プッコォル)とも呼ばれています。
当初四正門(サジョンムン)と命名されましたが、1425年に光化門へと変更されました。
近代では、大日本帝国に併合された後に朝鮮総督府の庁舎が置かれ、韓国建国後は敷地の一部に大統領官邸である青瓦台が置かれています。
現代風にアレンジした伝統衣装に身を包んだBTS(防弾少年団)が、景福宮から世界に向けて「IDOL」を熱唱。
興礼門(正式名:崇礼門)(フンレムン・흥예문 )
景福宮の光化門から入り、その次にあるのが 興礼門です 。
景福宮の正門として、宮殿から朝廷に入ってくる出入り口で、外朝の中門です。
昌徳宮( チャンドックン・창덕궁)
チャンドックン(昌徳宮)は1405年にテジョン(太宗)によって建てられた宮殿です。
正宮である景福宮に対する離宮として創建され、 東闕(トングォル) ともいいます。
チャンドックン(昌徳宮)は東アジアの宮殿建築の歴史では非定形的な造形美を持つ宮殿で、周辺の自然環境との完璧な調和と配置が優れているという理由で ソウルで二番目にユネスコ選定世界文化遺産に登録されました。
朝鮮は壬辰倭乱(文禄·慶長の役)で、景福宮と昌徳宮を失い、クァンヘグン(光海君)2年(1610)に再建されたチャンドックン(昌徳宮)は約270年間朝鮮の法宮として使われました。
光化門(クァンファムン・광화문)
光化門(クァンファムン)は景福宮の正門として太祖4年の1395年に建てられた南門です。
守門軍(スムングン)の交代儀式「王宮守門将交代儀式(ワングンスムンジャンキョデウィシッ)」が有名で、朝鮮時代の王宮で門の開閉や警備を担った守門軍の交代儀式を見学できます。
古宮「徳寿宮(トクスグン)」と「景福宮(キョンボックン)」で1996年より行われています。
利用時間常設公演
守門将交代儀式:10:00/14:00(1日2回/各20分間)
光化門把守(守衛)儀式:11:00/13:00(1日2回/各10分間)
守門将衣装試着体験:守門将交代儀式と把守(守衛)儀式の前後
守門軍公開訓練:9:35/13:35(1日2回/各15分間)
※冬季(12~2月)/夏季(7・8月):10度以下または30度以上の日は光化門把守(守衛)儀式を縮小して実施(守門将交代儀式は通常通り)
※雨天時および降雪時はフンネムン(興礼門)の把守(守衛)儀式のみ実施休日火曜日
李舜臣(イ・スンシン)将軍銅像
李舜臣(イ・スンシン)将軍は文禄・慶長の役(1592~1598年)で朝鮮水軍を率い、日本軍との戦いで活躍した韓国の国民的英雄の将軍です。
日本でも放送されたドラマ「アイリス」の銃撃戦シーンが撮影されたロケ地としても有名です。
韓国で李舜臣を知らないという人はいませんので、どんな人だったのか、ぜひ『不滅の李舜臣』をご覧になってみて下さい。
世宗(セジョン)大王銅像
李舜臣将軍像の後方210mに、ハングルを創製した朝鮮王朝第4代王、世宗(セジョン)大王の銅像があります。
銅像は高さ6.2m、幅4.3m、重量20トンで、高さ4.2mの基壇の上に建てられています。
ハングルの最初の名前は、フンミンジョンウム(訓民正音)といい、解例本はユネスコ登録の韓国記録遺産です。
『世宗大王 星を追う者たち』 は有名な韓国を代表するハン・ソッキュが主演しています。
韓国で一番崇められている王様と言っていい世宗大王について知りたい方はこちらの作品がオススメです。
ソウル駅 ( ソウルリョッ・서울역 )
ソウル駅は1日約30万人が利用する、韓国の陸の玄関口で、韓国鉄道公社(KORAIL)と空港鉄道(A’REX)の駅となっています。
清渓川 (チョンゲチョン・청계천)
清渓川はソウル市中心部を流れる市民憩いの場となっていて、最後は漢江に合流します。
清渓川の起点は地下鉄1号線の市庁駅や5号線の光化門駅からすぐの所にあり、繁華街の明洞(ミョンドン)や仁寺洞(インサドン)からも徒歩圏内です。
ソウル広場 (ソウルクァンジャン・서울광장 )
ソウル広場があるのはソウル旧市庁舎(現ソウル図書館)前です。
ソウル市庁前は以前はロータリーでしたが、2002年ワールドカップで赤いTシャツやユニフォームなどでそろった大応援団がここに集結して応援しました。
そしてそれから市庁前を広場とする話が持ち上がり、2004年、ソウル市のフェスティバルの開催に合わせて広場として緑の芝生が整備され、オープンしました。
ワールドカップの応援や江南スタイルのコンサート会場としても利用されています。
Nソウルタワー ( エンソウルタウォ・N서울타워 )
南山(ナムサン)の頂上にそびえ立つソウルのランドマーク「Nソウルタワー」。
Nの意味は南山(Namsan)と新しい(new)からなるとされています。
タワーの高さは236.7mで南山の高さは243mなので、海抜からの高さは479.7mとなります。
1969年にテレビやラジオの韓国初の電波塔として誕生しました。
漢江 ( ハンガン・한강 )
漢江(ハンガン)の景色を遊覧船の上から満喫できますのでぜひ乗ってみましょう。
一番の見所は、月光レインボー噴水で、毎日決まった時間になると音楽とともに始まります。
約20分の噴水ショーは、 昼も夜も違った雰囲気で2回乗ってみて欲しい景色です。
まとめ
いくら時間があっても足りないくらい見所がいっぱいのソウル。
今回は韓国の歴史的建造物や偉人像といった韓国の歴史を垣間見ることができるスポット、と駅やタワー、広場といった現代のソウルのランドマークと言える王道スポットを紹介しました。
できることなら数日間たっぷり日にちを押さえて、あらゆるところを見て回りたいですね。