タイの三大祭りといえば、東北地方ウボンラーチャターニーの「キャンドルフェスティバル」、全国各地で開催される「ロイクラトン祭り」、東北地方スリン県の「スリン象祭り」が大変有名でぜひ訪れて欲しいフェスティバルです。
タイの11月はロイクラトン祭りもスリン象祭りも開催され、国中が活気に満ちています。
今回は象の魅力がいっぱいのスリン象祭りについて詳しく解説します!
スリン県ってどういうところ?
スリンの歴史
スリン県はタイ・東北部の県の一つで、元来はムアンプラターイサマンというところでした。
スリン県が象で有名な理由は、18世紀アユタヤ時代にチアンプムという男性が逃げ出した白象を捕まえ、後に国王ラーマ1世に寄贈したことに由来すると言われています。
ラーマ1世はチアンプムにルアンスリンパクディーの名称を与えて領主にし,地名をスリンに改めたそうです。
スリン県はゾウの繁殖と訓練の長い歴史で国内外によく知られていて、 特にエレファント・ビレッジでは、象の飼育の様子や象のショーを見ることができます。
ヒンズー教の神話を描いたシコラプムなど、クメール遺跡も点在しています。
スリンの特産品
スリン県はスリン特産の絹織物が有名ですから、手に入れるチャンスがあったらゲットしてくださいね。
たくさんの絹織物の村があり、また、手作りの編み細工品バスケットや手織り品など、その他の手工芸品も大きな魅力です。
スリンへの交通手段
■車「ルート 359」経由 約433.2 km 約6時間22 分。
■バス バンコクモーチット第二バスターミナルより1日4本。約7時間。385B~141B。
■電車 バンコクフアラムポーン駅-スリン駅1日10本。6時間半~10時間。346B~73B。
バンコク→アユタヤ→サラブリー→ナコンラチャシマー(コラート)→ブリーラム→スリン
ご覧のようにスリンに行こうとすると1日がかりになります。
強行日程を組むより、バンコクやアユタヤなどと周遊観光を楽しむのがおすすめです。
電車の場合、スリン駅からはトゥクトゥクで目的地まで連れて行ってもらいましょう。
スリン象祭り(Surin Elephant Round Up Show)
毎年開催されているタイで一番大きい象祭りで、世界中からこのスリン象祭りを見に、多くの人々が訪れて周辺ホテルが満室になります。
タイ全土から200頭を超えるゾウが集合し、迫力満点な祭りで有名です。
象はカラフルに装飾され、数日間に分けてパレードをはじめ、象と人間の綱引き、サッカー、絵を描く、丸太を運ぶなど、様々な技を見せてくれます。
中でも象と人間による昔の戦闘シーンを再現したショーは大変見ものです。
パレードでは象に乗ることもでき、1時間ほど街をゆったり歩きます。
日程:2022年11月17(木)~20日(日)スリン象祭り
会場: Elephant Show Stadium(エレファント・ショー・スタジアム)
■11月17日(木)
08:45 スリン・エレファント・ラウンドアップ・ショー・リハーサル
会場: (エレファント・ショー・スタジアム)
18:30 エレファント・フードカー・デコレーション・コンテスト
会場: (プラヤー・スリンパクディシーナロンジャーンワーン記念碑付近)
■11月18日(金)
08:30ウェルカム&エレファント・フィーディングパーティー
会場:(プラヤー・スリンパクディシーナロンジャーンワーン記念碑付近)
20:00 ライト&サウンド・ショー
会場:(市内から約35kmのSikhoraphum Castle/シーコラプーム城跡)
■11月19日(土)
08:45 スリン・エレファント・ラウンドアップ・ショー
会場:(エレファント・ショー・スタジアム)
20:00 ライト&サウンド・ショー
会場:(Sikhoraphum Castle/シーコラプーム城跡)
■11月20日(日)
08:45 スリン・エレファント・ラウンドアップ・ショー
会場:(エレファント・ショー・スタジアム)
チケットの購入や詳細
※英語・タイ語
Surin Provincial Office Tel : 044-512-039
TATスリン・オフィス Tel : 044-514-447~8/Fax: 044-518-530/E-mail: tatsurin@tat.or.th
名称 | スリン・エレファント・ラウンドアップ・ショー(スリン象祭り) |
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(英) | Surin Elephant Round Up Show |
URL | https://ja-jp.facebook.com/tatsurin/ |
期間 | 2022年11月17日~20日 |
住所 | エレファント・ショー・スタジアム/スリン県スリン市 Elephant Show Stadium, Mueng District, Surin 32000 |
アクセス | スリン駅、スリンバスターミナル トゥクトゥクの利用が便利です。 |
電話 | 044-512-039/044-514-447~8 (TATスリン・オフィス) |
備考 | 事前に予約してから行かれることをお勧めします。 |
価格:550円 |
↑原産国:タイ 幸運の象徴タイの象のキーホルダーです
タイの象について詳しく知ろう!
タイの象はアジアゾウで、アフリカゾウと比べて温厚で人間に懐きやすいです。
アジア象 | アフリカ象 | |
---|---|---|
体格 | 小さい | 大きい |
頭の形 | 丸い | 平ら |
背中 | 凸形 | 凹形 |
体毛 | 長い | 短い |
耳 | 小さい | 大きい |
性格 | 温厚で人間に懐きやすい | 人間に懐きにくい |
タイにとって象の存在とは?
ゾウはタイ語で「チャーン」と呼ばれ、タイにとって象は信仰の対象であり、の暮らしに欠かせないものとして長い歴史を持っています。
ゾウは以前、林業に携わっていました。
その大きさと強さから、森林伐採に重宝されましたが、自然破壊が進み、ゾウの数が減り、林業に携わる機会が減ったため、象乗りなどの観光業に携わるようになりました。
タイの人々生活からもゾウを尊重する様子が垣間見られます。
ガネーシャとは?
ガネーシャをご存じですか?
頭は象で体は人間の幸運の神様とされています。
ガネーシャのグッズはプレゼントに喜ばれたり、飾ったりすることが多いです。
ワット・サマーン・ラッタナーラームのピンク色のガネーシャは願い事を叶えてくれるとされていて、観光地としても人気です。
タイに象は何頭いる?
タイには、野生のゾウが 3,500 頭、飼いならされたゾウが 4,500 頭います。
エレファントライディング(象乗り)
象乗りは観光客に大変人気があり、全国の観光スポットに広がり、1,300頭以上のゾウ関わっていると言われています。
ゾウはとても優しく、気性が穏やかですからゆったりと動いてくれます。
耳をぱたぱたしてくれることもあり、本当に可愛いです。
象使いの国家資格を取得できる!?
タイで象使いは国家資格があります。
タイの国立象研究所の中にある世界で唯一といわれている象使い専門学校で、ホームステイ・プログラムを行っています。
そこは自らの意志でタイに渡り、ゾウ使いの道を志しながらも20歳にて逝去した少年の半生を描いた実話の「星になった少年」で日本でも大変話題になりました。
撮影はタイ北部・ランパーン県にある「タイ国立ゾウ保護センター」では実際に象使い体験ができて資格まで取得できるのです。
住所 | Km.28-29 Lampang-Chiang Mai Highway, Hangchat,Lampang 52190 |
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TEL/FAX | (054)829333 / (054)829330 |
アクセス | 鉄道 ランパーン(LUMPANG)駅から28km、バス 30分。バスターミナルから28km、バス 30分。 |
駐車場 | 有(無料) |
営業時間 | 8時30分~16時30分 ショータイム;10時、 11時、 13時30分 |
公式サイト | http://www.thailandelephant.org/index.html |
かわいい象のモチーフ
象は信仰上、幸せの象徴であり、温厚な性格からもとても愛されています。
象をモチーフとしたグッズはぜひ一つは持っておきたいですね。
まとめ
仏教を信仰しているタイ国民の間では白い象はブッダの生まれ変わりとされ、代々タイ国王が大切に飼ってきました。
神聖な仏の化身として崇められると同時に、タイの観光に一役買っています。
価格:2,150円 |